こんばんは、太郎です。

万年筆を使い始めて半年ほどが過ぎました。

気が付けばこの趣味もそれなりのお金を使う、なかなかの趣味へとなっていきましたが個人的には満足しています。

半年も使っていれば少しづつ自分に合うあわないがわかってくるものですが、自分ではなかなかあっているものだと感じています。

やはり万人受けするものではない以上、ある程度の情熱と好きな気持ちがないと使えない者であることは認めましょう。そんな万年筆の利点と欠点をざっと紹介したいと思います。


《利点》
その1:書いた時の独特の書き味
これはハッキリ言って誰もが感じることができるものだと思います。間違いなく自分に合った万年筆の書き味は素晴らしいものです。万年筆というと、カリカリとした書き味をイメージする方が多いのですが、よい万年筆ほど紙の上を滑るように筆記することができます。
日本で人気のある「金ペン」と呼ばれるタイプのペン先(ニブ)のものは特に、書き味が柔らかく書いていてカリカリという音はほとんどしません。よく万年筆好きの人は万年筆の書き味を「ヌラヌラ」と表現するのですが、まさにそのような書き味を味わうことができるでしょう。

その2:コストパフォーマンス
意外かもしれませんが、万年筆はコストパフォーマンスがいいのです。というのも、安いものならば3000円ほどからよい万年筆を買うことができます。万年筆にはコンバータというインク吸い上げ用の機構を組み込むか、インクの入ったカートリッジを購入することで筆記が可能になりますが、このコンバータを購入した場合のコストパフォーマンスはなかなかのものです。本体価格が3000円のものを購入した場合、コンバータが500円ほど、そしてインク代が500円と考えた場合、万年筆を使う場合の初期投資は4000円ほどということになります。
この初期投資で、毎日万年筆で筆記を続けた場合、インク一瓶をなくすのにおおよそ1年以上かかるでしょう。
万年筆自体はずっと使い続けることができるので、今後必要な出費はインク代のみ。ボールペンの場合はペン軸の中身を使い切った場合、新しい中身を買うための出費や、ボールペン自体の破損などを考えると万年筆のほうがコストパフォーマンスがいいと思います。

ただし、これはあくまで感覚の話。実際細かく計算したわけではないですし、議論はわかれるところかもしれません。

その3:文字の味わい
万年筆で書いた文字は一目見てわかるような味わいがあります。インクの濃淡やペン先の状態による線の強弱が万年筆独特の味わいを出してくれるのです。
特に、人による筆圧や筆記の癖をそのまま反映してくれるため、万年筆で書いた文字はそれだけ個性が出ます。この字に現れる個性を楽しむことができることが万年筆最大の特徴かもしれません。

その4:何となく自慢できる
これは完全に自己満足なのですが、万年筆を使っていると人から興味を持たれることが結構な確率であります。やはり高級なものというイメージが根強いものですし、実際たかが筆記用具のくせに平気で5万円ほどするため、持っていること自体が一種のステータスになるものです。
実例を挙げると、ホテルに泊まるときなんかがわかりやすい例でしょうか。以前に一度ホテルに泊まる機会があったのですが、チェックインの時のサインで懐から万年筆を取り出して書くと明確に受付の人の表情が変わります。
それだけでなく、普段から万年筆を使っているというだけで会話の糸口になることも。
まぁ、自己満足ですがねww


《欠点》
その1:取扱いの煩雑さ
万年筆が敬遠される理由の最たるものがこれでしょう。
まず手入れが面倒です。およそ半年に一度は万年筆自体の水洗いが推奨されていますし、日常的に使用しない万年筆はインクを抜いて乾燥した状態で保管しなければならないなど、手入れの面倒さは大きな欠点でしょう。また、デリケートなものであるため、例えば外(砂や土のある場所)で使用することはできませんし、落下や長期間の放置などは厳禁です。日常的に筆記の機会が多い場合でも気を付けなければならないことが多いというのは、面倒と感じる人のほうが多いことでしょう。

その2:価格の高いものが多い
ある程度慣れてくると高級な万年筆の良さがわかってくるものですが、間違いなくよい万年筆は高いものです。というのも、よい万年筆ほどペン先に金が使われていたり、それでなくても機構部分で価格が上がるものが多いです。
高級な万年筆の中で比較的安価なものを見繕っても、最低限1万円はかかるのでやはり高いと感じるのは当然だと思います。

その3:インクの取り扱いが汚損の可能性を上げている
現代の万年筆ではインクの取り扱いもかなり楽に、また確実になってきているため、胸ポケットに刺しているだけで胸元に黒い染みを作ることに!なんてことはめったにありませんが、それでも手などが汚れるリスクは完全には回避できません。万年筆はどれだけ密閉性を上げたとしてもインクを直接ペン先へ送り出す機構上、確実にインクの漏れを防ぐ手段はないのです。どうしても汚損のリスクを抱えてしまうのは仕方ないこととはいえ、明確な欠点ではないでしょうか。



このように、万年筆にもさまざまな利点と欠点があります。

ちなみに、太郎さんにとっては取り扱いの手間やリスクなんかも含めて万年筆の良さだと思っています。

手入れの手間や筆記時に神経を使うことなども万年筆を使う楽しみと感じることができるため、これらの欠点は欠点たりえません。

また、価格に関してはぶっちゃけMTGのカードの価格と比べてしまえばそれほど気にならないので問題はありません。

なんだかんだで始めてみると面白いことは間違いないので、結構おすすめの趣味なのですが、まぁ高いものなのであんまり勧めたりはできませんww

興味ある人は思い切って行ってみましょう!

いじょ!

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