昨日書いたとおり、MFCとグリフォンレガシーで使ったデッキの解説とレシピの公開をします。

まずはデッキレシピから。

デッキ名「The Sheep’s Goodstaff」
メイン60枚
クリーチャー13
4《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
3《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
2《墓忍び/Tombstalker》

インスタント18
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《Force of Will》
3《もみ消し/Stifle》
3《目くらまし/Daze》
2《四肢切断/Dismember》
2《突然の衰微/Abrupt Decay》

ソーサリー
4《思案/Ponder》
4《思考囲い/Thoughtseize》
3《Hymn to Tourach》

土地18
4《不毛の大地/Wasteland》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3《Underground Sea》
2《Bayou》
1《Tropical Island》

サイドボード15
2《森の知恵/Sylvan Library》
2《突然の衰微/Abrupt Decay》
2《帰化/Naturalize》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《水流破/Hydroblast》
2《破滅的な行為/Pernicious Deed》
1《美徳の喪失/Virtue’s Ruin》

という感じです。

構築してからすでに一月ほどたってはいるのですが、あいにく使う機会に恵まれず今回が初お披露目。

調整は非常に長い時間をかけられたのでかなり自信はあったのですが、なにぶん結果を出せないと確信には変えられない性分なので、必死にレシピ公開は避けて、調整もちきんぐ以外では尾崎にちょっとみせた程度。メタを読むことの難しい現在の環境と札幌という独自のメタから、コントロールデッキなどで長期戦を望むことの難しさを感じていたので、今回はガンガン押していくことのできるデッキを選択するところからスタート。最終的には死儀礼強すぎ!!っていいたいがためのデッキになってましたがねww


ではでは、詳しいデッキ解説。

《クリーチャー》
・死儀礼のシャーマン
・秘密を掘り下げる者
必要だったのは低いマナコストで最序盤から高い打点が望めるクリーチャーでした。そこで一番最初に採用を考えたのが秘密を掘り下げるもの。これはブルーカウントにもなりえるため採用決定。続いて採用を考えたのが死儀礼のシャーマン。これはRtR発売後すぐにすださんとフリプしていたときに相手に使われて強さを確信したため、採用を決めました。というか、そもそもこの二枚を使うために色をUBGに決定したぐらいなので。最初からこの二枚を使うためのデッキになって行きました。

・漁る軟泥
低マナコストかつ高クロックのクリーチャーの代表格といえばタルモゴイフ。しかし死儀礼のシャーマンの能力を考えればお互いの墓地に土地とインスタント、ソーサリーが残りづらくなることが明白。特に土地が無くなってしまうのが何よりの問題点で、たとえ自分である程度操作ができるとはいえ、マナを出す必要に迫られて能力起動を強いられる場面が多いこのデッキでは、タルモゴイフの安定したクロックを望むことはできないと考えました。特に、フィニッシャーとして採用した墓忍びがさらに自分の首を絞めてしまうのを考えれば、タルモゴイフの採用は効果が薄いでしょう。
そこで同じマナ域で、フィニッシャークラスの能力をもつクリーチャーとして考えたのが漁る軟泥です。マナ食い虫であることは事実ですが、そこはそれ、特に死儀礼のおかげでマナに困りづらくなったため、無理なく投入できるようになりました。
また、相手に対して非常に大きな圧迫感を与えるため、これに対してWillを打たれたり、隣にいる死儀礼や虫が生き残ることが多くなるのも、ある意味プラスですね。

・墓忍び
このデッキを完成させるために必要不可欠なパーツがこの墓忍びです。序盤から高いクロックを狙いにいったり、終盤に出てきて残りのライフを削りきってくれたり、とにかく強いの一言。他のどのクリーチャーでも駄目だと思うぐらい、最良のフィニッシャー。枚数はこれ以上でもこれ以下でも効果は薄くなってしまうでしょう。


《インスタント》
・渦まく知識
秘密を掘り下げる者を変身させるための重要なパーツであり、ハンドを整えるためのサポート要因かつ、ブルーカウント。

・Force of Will
クロックパーミッションに分類されるこのデッキにおいて、ピッチカウンターは重要なタイムアドをもたらしてくれるパーツ。特に死儀礼のおかげで盤面を固定したまま時間をかける意義が大きくなったので、かなり重要パーツです。
ひそかに5マナで打つことも結構おおいですww

・もみ消し
奇跡をもみ消す。フェッチをもみ消す。不毛をもみ消す。これらすべてが時間稼ぎという観点では非常に強い動きです。とはいえ、常にマナをたたせながら動くことの難しさもあるため、4ではなく3。

・目くらまし
WIllとおなじ理由で、ピッチカウンターは強いという考えから。また、このデッキではカラーリング的には珍しくマナクリーチャーを積んでいます。そのため仮に1ターン目に死儀礼から動くことができるならば、目くらましを打つことによるテンポの阻害を薄くすることができるため、今までの同系デッキよりも数段強いタイミングが多くなるのです。

・四肢切断
できるだけマナをかけることなく、できるだけ範囲の広いクリーチャー除去を探したところこれに行き着きました。どうしても殺さなければならないクリーチャー以外は無視して殴りにいく構成なので、ゲーム中多くて2発除去を打つことができればいいとの考え。それならばある程度のライフ損失は気にしなくてOK。ちなみに、本来これでは除去できない聖遺の騎士は、死儀礼のおかげで基本サイズが4/4程度なので問題なく除去できます。

・突然の衰微
なんだかんだいって強い除去ではある突然の衰微。よくジェイスを殺せないなどなどディスられるこれですが、ジェイスを着地させられてももみ消しと秘密を掘り下げる者があればあまり怖くありませんし、そもそも目くらましの存在がジェイスを5マナのカードにしてしまっているわけですから、レガシーで5マナに到達するには早くて6ターン目程度。そのときの相手ライフを考えればあまり脅威にはなりえないだろうという考えから、除去枠はこれで十分。最近見なくなってきた殴打頭蓋も、出てきたトークンを殺せれば後はテンポ的に負けませんしね。

・思案
ライブラリー操作枠。土地18枚はこれのおかげで成り立ってます。

・思考囲い
強力なハンデスその1。コジレックではいけない理由があって、突然の衰微と除去範囲が被るから。相手のジェイスを恐れずにすむ理由はここにもあります。

・Hymn to Tourach
強力なハンデスその2。当初は4だったのですが、打ちたい場面は3ターン目に相手のハンドをゼロにするときなどなど。基本的に序盤ではあまり打たないものなので、ならば3でいいかなと思いました。なぜ序盤に打ちたくないかといわれれば、序盤はクロックを用意したいから。それを除去られたりして相手のハンドが薄くなってからが勝負です。

・土地構成
それぞれの色の割合を考えてこのような形に。
不毛の大地は死儀礼との相性が抜群かつ、デッキとの相性も抜群なのでむりやり4とりました。

サイド
エンチャントレスが必ずいるのでそれをメタって帰化&破滅的な行為&衰微。
コンボにはメインから強いのでサイドからはあまり変えなくてもいけるということで、ピアスは2。ただしSnTにはそれほど強くないので一応水流破を2。
コントロールを相手にしたとき、アドバンテージ差をつけられるように森の知恵。これはおそらく四肢切断を抜くことになるので、割と無理なく運用できるかなと。
あとは一応緑白を考えて美徳の喪失。墓地対策はメインからそれなりにされている+環境的に墓地利用デッキがあまりないので外科的摘出2のみに。
ちなみに同系に強くするためにも、衰微はサイドから増えますww



こんな感じ。一通り書いたけど、気になる部分があれば質問ください。どうしてこのカードは採用しないの?みたいな質問大歓迎です!自分にとってもプラスになるんでね!


全体的にはチームamericaと似た構成ですが、動きは結構違います。死儀礼のおかげでフィニッシュ手段が増えたのが一番大きいですね。

ちなみにぷろぱーさんにだけは直前でレシピをシェアしたんですが、この構成は少し気に入らなかった様子で、MFCのときには構成が結構変わってました。
ちらっとみた感想だと、速度が落ちて重くなった印象ですね。
そちらのレシピも見てみたいものです。

ではでは、コメント待ってます!

コメント

けーだっしゅ
けーだっしゅ
2012年11月26日22:56

太郎先生

参考にトラフト改を作ります。調整オナシャス

メリー@太郎
2012年11月26日23:14

良かろう!たたき台をもってきてみなさいなww

けーだっしゅ
けーだっしゅ
2012年11月27日0:11

近いうちにスカイプるわ。

とりあえずアニメ見てるわ

アルエ
2012年11月27日2:08

Daze 3.5枚くらい積みたいねw
当たり前だけど1T死儀礼出してDaze構える動きって
とっても強いと思います先生。

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