前回の続きです。

自分で言うのもなんですが、少々収集癖のある僕としては、一度買い始めてしまうと最後まで買い揃えてしまうところがあります。
そして買ったマンガは基本的に手放しません。

中学時代からすでにほとんどのお金を漫画につぎ込んできた僕は、継続して買っている漫画というものが多くなりすぎてしまい、月によっては赤字になるようなこともよくありました。

それでも、お年玉の貯金分を使ったりして何とか買い続けていたのです。

当時、特にワクワクしながら読んでいた作品は、「テニスの王子様」だったり、「俺はキャプテン」だったりと、スポーツマンガが多かったと思います。

自分自身が野球をやっていたからということもあり、サッカー漫画にはあまり手を出さず、基本的に野球漫画が多かったです。
ちなみに現在連載している野球漫画で一番いいなぁと思うのは「ダイヤのエース」ですね。物語の構成や展開もさることながら、主人公の魅力という点でダントツだと思っています。
「大きく振りかぶって」もいいのですが、僕は野球漫画に対して男臭さのようなものを求めているので、あれはあまり好きではありません。

ちなみに、野球漫画というカテゴリーかどうかは怪しいですが、「ONE OUTS」という作品はかなり面白いです。

「ライアーゲーム」の作者、甲斐谷忍先生の作品で、主人公はストレートしか投げられないのに、プロの試合で完封勝利を続けるという、いかにもな設定なのですが、その勝ち方が甲斐谷忍さんらしく、頭を使って、打者の心理を読んで三振を取りに行くという、何とも面白い設定でした。正直、野球か?と聞かれると少し怪しいのですが、まぁ、これはこれでありかなと思います。

話をもどします。

中学生の時には漫画に関してもう一つ大きな転機が訪れました。
それは少女漫画との出会いです。

僕が初めて読んだ少女漫画は、なんと「エースをねらえ」でした。
自分が高校に入ったらテニスをやりたいと思っていたこともあって、母親が持っていた「エースをねらえ」を引っ張りだしてきてもらい、テニスの漫画を読んでみよう!ということで読みはじめました。最初少女漫画に対してあまり魅力を感じていなかった僕ですが、これはこれで面白いなぁということになり、少女漫画に対しての苦手意識というか、読まず嫌いのようなものがこのとき薄れましたね。

その後自分で初めて購入した少女漫画は、CLAMPさんの作品で、知らない人はほとんどいないであろう、「カードキャプターさくら」です。
僕が小学生の時にアニメをやっていたこともあり、購入のハードルは低め。おまけに、町の古本屋さんで全巻セットが1000円ほどで置いてあったことも幸いし、購入しました。

何となく気恥しかったような記憶はあるのですが、いかんせん話が面白く、引き込まれていったので最終的にはとてもすっきりと読めたと思います。

この作品のよかったところは、最初から最後まで展開に無駄が少なかったところです。
問題が発生し、その解決に向けてさくらが奮闘する。その展開を繰り返す中で、ライバルが登場したり、中ボスのような敵が現れたりと、まるで少年漫画のような展開も読みやすさに拍車をかけました。全12巻ということもあり、不自然に引き延ばされるバトル展開もなく、さくらと小龍が惹かれあっていく様子も的確に表現されていて、とても気持ちよく読めた作品だったと思います。
最終巻のラスト、小龍とさくらが再開するシーンでは本当によかったと感情移入してしまいましたね。

その後も、「NANA」を自分で買って読んだり、友達に借りて「桜蘭高校ホスト部」を読んだりと、割合抵抗なく少女漫画を読むことができています。少女漫画は発行部数が少ないということもあり、すぐ終わってしまうことも多いのですが、これはこれで日本の漫画という文化の一部なので、楽しく読むことができるなら男女関係なく読んでみるべきだと思いますね。



高校に上がるとお小遣いも増えるようになり、いよいよ本格的に漫画の購入数が異常な量になっていきました。

まず、少年漫画各紙で自分の気に入った作品のコミックスは基本的に購入していました。この時買っていたのは「史上最強の弟子ケンイチ」や、「魔法先生ネギま」、「鋼の錬金術師」、「School Rumble」、「武装錬金」、「涼風」、「BLACK CAT」「HUNTER×HUNTER」などなど。

しかし、これまで少年漫画を中心に読んでいた僕ですが、高校に上がってからは青年漫画に手を出すことも増えていきました。

この時はまっていた青年漫画といえば、「×××HOLiC」「藍より青し」「妹は思春期」など、ジャンルを問わずなんにでも手をだし、面白ければ買い続けるという完全に雑食の読み方でした。

相変わらず、ラブコメ物が好きだったので、その色のある作品はかなりの数読んだと思います。

とはいえ、そういう作品は飽きるのも割合早いので、それほど記憶に残っていないのも事実ww

そんな中で、青年漫画としては、あまり有名ではありませんが「王様の仕立て屋」という作品が群を抜いて好きです。
作品の展開や話の構成も好きですが、何より作品の雰囲気が大好きです。
作者の大河原遁先生はキャラクターの絵などはあまり上手ではありませんが、何よりも話のセンスがある作家さんで、やっていることは毎回同じなのに、なぜだか展開とキャラクターの魅力に引き込まれる作品を作り上げてくれます。また、内容もリアリティのあるものなので、読んでいて勉強にもなりますしね。


青年漫画に関して、現在では「ナナとカオル」という漫画が面白くて好きですね。
この漫画はあまり堂々と人に勧められる内容ではないので、あまり人に読ませたことなどはないんですが、確実に面白いと思います。
テーマは「SM」で、主人公のカオルとヒロインのナナは、ひょんなことから高校生ながらソフトSMをする関係になり、それを通してこれまで冷め切っていたお互いの関係を少しづつ近づけていこうとする、不器用な恋愛を描いた作品です。

正直、最初はただのエロマンガみたいなものでしたが、回を追うごとにカオルの恋心と情けない自分への自己嫌悪との間での苦悩が描かれていたり、ナナが優等生を演じなければならないことへのストレスを抱え、苦悩する様子が描かれていたりと、人間の欲望や醜さのようなものへの言及と肯定が描かれた、リアルな作品になっていきました。

「人間は必ずどこか歪んだ部分を持っている。それでいいんだ」というメッセージが伝わってくるような作品ですね。ちなみに現在もヤングアニマルで連載中です。


こんな感じで、いまだにいろいろな作品を読み続けている僕ですが、おそらくいつまでたっても漫画は読み続けているでしょう。

自分にとって漫画は心を豊かにしてくれる、とても大切なものなので、今後もいい作品があればどんどんと読んでいきたいと思います。

また気が向いたら、今度は自分の好きな漫画レビューをしたいと思います。

いじょ!

コメント

ふまぁら
2013年6月21日0:53

ダイヤのエースも大きくふりかぶってもONE OUTSも大好きだなw

野球マンガならグラゼニおすすめ。モーニングで見てみて!

エスパー王子
2013年6月21日8:21

高校時代に友人に勧められてラブコメは腐るほど読まされたわw人類ネコ化とかw古いわ!
ヤングアニマルなら嘘つきパラドックスかな。あ、今はバター猫のパラドックスか。

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